【自動車科】エコカー製作記⑪

 前回の更新から久々ですが、冬休み前の作業の報告をいたします。

1
2
1,フロントバンパーの型を削り出しました。 2,リヤバンパーも同時に仕上げました。
3 4
3,樹脂対策で出来上がった型にアルミを貼り付けています。 4,前後バンパーにFRPを貼り付けしていきます。
5 6
 5,FRP硬化後に面研を行います。 6,面研後、パテを使用して表面整をえていきます。

  実は、完成しているバンパーは2本目のバンパーで、1本目のバンパーはフェンダーとのチリが合わずに作り直しをしました。限られた工期のなかで生徒達も遅くまで工場に残り、作業を進めています。

 

 

【自動車科】2年生が市内工場見学を行いました

10月26日(月)・27日(火)の2日間で自動車科2年生が市内工場見学を実施しました。

1 2
検査ラインの見学(タキグチ自工様) 板金工場の見学(タキグチ自工様)
3  4
本校OBの結城君が作業を見せてくれました(タキグチ自工様)  大型自動車の整備工場見学(金田自動車 大型 様)
 6 5
 実際の大型車整備を間近で見学させて頂きました。 大型車の検査場を見学させて頂きました。
 業務多忙の中、見学を快く受けて頂いた「㈱タキグチ自動車工業 」様、「㈱ 丸金金田自動車 大型事業部」様には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。生徒達にとっても貴重な体験になりました。

【タキグチ自動車工業 車検のコバック】 

http://kobac-takiguchi.com/

【カネタグループ】

 https://www.kanetagroup.jp/

【自動車科】旭川地方自動車整備振興会青年部による出前授業を行いました

 10月19日(月)・20日(火)の2日間、自動車科実習工場にて同科2年生を対象に「旭川地方自動車整備振興会青年部」様による出前授業を実施していただきました。今回は自動車板金・塗装についての講義と実技を行い、生徒たちも初めて行う板金・塗装に興味を持ち、真剣に取り組んでいました。

 1 2
1,板金・塗装についての講義を行って頂いています。 2,パテの研磨について指導して頂いてます。
4
3
3,実際に研磨を行います。 4,別のブースではパテの盛り方を指導して頂いてます。
5 6
5,ガンの吹き方、使用法を指導して頂いてます。 6,指導のもと実際に塗装(サフ)を塗っていきます。
7 8
7,サフを塗装後、アシ付けを行っています。 8,実際に色を塗っていきます。(シルバー)
10
9
9,こちらは、黒を塗装しています。 10,適切な指導のもと綺麗に塗りあがりました。

 生徒たちも指導に当たって下さった講師の方々の説明を真剣に聞いていました。また、授業終了後に「楽しかった」「勉強になった」と口々に言っていました。

 今回、通常業務日でお忙しい中、出前授業を企画・実施して下さった「旭川地方自動車整備振興会青年部」 様には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

【旭川地方自動車整備振興会ホームページ】

http://www.h4.dion.ne.jp/~ashikaw/

 

【自動車科】エコカー製作記⑩

 前回の作業でボデー側面はほぼ完成したので、今回は前後のバンパー製作に着手していきます。製造方法は例年通りの製法で作っていきます。

a aa
まずは、スタイロフォームを削り出しボンドで接着します。 接着後、大体の形を形成していきます。
aaaa aaa
バンパーの足りない部分を更に切り出し接着していきます。 接着中に前回削ったFRPボンネットの裏に骨組みを取り付けます。

次回は夏以来の溶接作業を再開します。今後も作業が進み次第、更新していきますのでご覧頂けると幸いです。

【自動車科】エコカー制作⑨

   現在、板金作業が終わりFRPを扱う作業が中心になってきました。今回は、その一部をご紹介いたします。

1 2

   板金の終わったクウォータパネルの隙間を埋めるためFRPを積層していきます。

3 4

    発泡スチロールの型を作り表面にアルミホイールを張っていきます。FRP樹脂は発泡スチロールを溶かしてしまうので、保護用にアルミホイールを使っています。(製作しているのはトランク部分です。)

imagre
6

 FRPを貼り付け硬化させた後、表面を削り整えていきます。

7 8

 FRPの研磨が終わったらパテを入れて、ひずみや凹みを修正していきます。

9 10

 ボンネット、トランクの作業と同時にボデー側の研磨も行っていきます。表面が整ったら下地のサーフェサーを塗装します。今回は早足でのご紹介になりましたが、生徒達はFRPを削り、パテを盛り、また削りという地道な作業を繰り返し、車体のラインを出していきました。今後も作業が進展しましたら更新をしていきますのでご覧頂けたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【自動車科】エコカー製作⑧

   今回は、前回のボデーの続きと内装の作業をご紹介致します。

1

 

 

 

 

 

 

 

リヤクウォーターを溶接し余分なところを切断しました。そこに鉄板を溶接し形状を整えます。

2

 

 

 

 

 

 

 

ドアとクウォータの隙間を鉄板で溶接し埋めていきます。

4

 

 

 

 

 

 

 

 溶接が完了したらビード(溶接跡)をグラインダーで削って表面を整えています。

5

 

 

 

 

 

 

 

表面にFRPを積層するため大きな凹凸は全て削りました。

6

 

 

 

 

 

 

 

 また、リヤバンパーサポートも追加で作成しました。

7

 

 

 

 

 

 

 

溶接後はコックピットを囲っていきます。

8

 

 

 

 

 

 

 

 固定の大半はタッピングビスを使い、内装はレーシーな装いになりました。

9

 

 

 

 

 

 

 

今年は生徒が多く板金作業、FRP型作成、部品取りと3班に分けて作業を進めました。また、連日の気温が30℃を超える中での作業も全員が協力し行ってきました。今後のメインはFRPの作業が中心になっていくと思います。

10

 

 

 

 

 

 

 

現在の車体の様子です。今後も作業か進捗しましたら更新をしていきますので、ご覧頂けたら幸いです。

【自動車科】エコカー製作⑦

   今年の初めにフレームが完成し、その後も放課後等の時間を利用して製作を続けていたエコカー(電気自動車)の進捗状況を報告いたします。

1

 

 

 

 

 

 

 

 

前回製作したラダーフレームにボデーの骨格となるフレームを溶接しました。

2

 

 

 

 

 

 

 

 

溶接後、不動車から取り外したドアを取り付けています。また、ドア枠やストライカー等は位置決めの後、フレームに溶接しています。

3

 

 

 

 

 

 

 

 

リヤ側のフレームを補強しています。

4

 

 

 

 

 

 

 

 

フロント側は、ストックパーツのフェンダーをボルトオンで取り付けしチリを合わせます。

5

 

 

 

 

 

 

 

 

また、別の不動車からヒンジ類を移植するためサポートのスポット溶接を外していきます。

6

 

 

 

 

 

 

 

 

同時進行でクウォータパネルを溶接しています。

7

 

 

 

 

 

 

 

 

フェンダーの位置決めが終わったのでボンネットの型製作を開始しました。

8

 

 

 

 

 

 

 

 

本校OBの渡邊君(写真左:タキグチ自動車工業板金塗装勤務)が車両製作を行っていると聞き、製作中の車両に装着するホイールタイヤセットを寄贈してくれました。渡邊君はエコカーコンテストの第1回目の製作リーダーで、現在も旭山動物園内のシロクマ館に展示されている「ポーラー」を製作しました。今回は板金がメインになるので後輩達にプロのアドバイスをしてくれました。

9

 

 

 

 

 

 

 

 

渡邊君が寄贈してくれたホイール・タイヤセットです。

10

 

 

 

 

 

 

 

 

また、本校自動車科がいつも工具や工作機械等の購入でお世話になっている向野商事㈱様より日立製ランダムサンダーを寄贈していただきました。

OBの渡邊君、向野商事㈱様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

【前回記事】

https://www.asahikawa-jitsugyo.ed.jp/archives/30361

【タキグチ自動車工業株式会社HP】

http://kobac-takiguchi.com/

【向野商事株式会社HP】

http://www.kohno-shoji.co.jp/

製作が進み次第、随時更新していきますので引き続きご覧いただけると幸いです。

【自動車科】3年生が研修旅行に行ってきました

   6月11日(木)~12日(金)の2日間、自動車科の3年生が研修旅行に行ってきました。

 1日目は「株式会社ワーカム北海道 様」を見学させていただきました。こちらの会社は様々なメーカーの車両試験を行っていますが、今回の見学では、生徒たちをバスに乗せて実際のテストコース(周回路)を走行して頂きました。生徒も人生初のバンク走行に興奮していました。

1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2日目は「北海道科学大学短期学部(旧:自動車短期大学) 様」に伺い、最新の工場設備を見学した後、模擬授業を行っていただきました。生徒たちも普段聞けない大学の講義に興味を示していました。

2 3 4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お忙しい中快く見学を引き受けて下さった「北海道科学大学短期学部(旧:自動車短期大学) 様」「株式会社ワーカム北海道 様」には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

【北海道科学大学短期学部(旧:自動車短期大学)ホームページ】

http://www.haec.ac.jp/

【株式会社ワーカム北海道ホームページ】

http://wa-com.jp/

 

【自動車科】本校で初めて危険物取扱者「甲種」に合格しました

   自動車科2年の藤元 涼太君(上川中出身)が、本校で初めて危険物取扱者「甲種」に合格しました。

   藤元君はすでに乙種全類を取得しており、今回で危険物取扱者の資格を全て取得したことになります。また、自動車科で現在進行中のエコカー製作にも携わり、卒業後進学することを目指して学校生活全般に大変意欲的に取り組んでいます。

甲種藤本

 

 

 

 

 

 

    写真:自動車科実習工場にて

【機械システム科・自動車科】 ジュニマイスターに9名が認定されました

 2月9日付で、全国工業高校高等学校長協会主催ジュニアマイスター顕彰の平成26年度後期認定の発表がありました。

 ジュニアマイスター顕彰は、工業系学科の生徒が、その専門に関わる知識・技術・技能を習得し、自信と誇りを持って産業界で活躍できるように励ますことを目的として実施されています。国家資格や技能講習など、検定または発表会、コンクールなどのそれぞれのグレードに応じてポイントが定められており、ポイント合計が30pでシルバー、45pでゴールドの認定申請ができます。

 今回認定されたのは3年生7名、2年生が2名の合計9名で、それぞれゴールド4名 シルバー5名となりました。おめでとうございます。

IMG_0071DSC_9589

IMG_0064IMG_0048

 上段写真2枚ゴールド認定者4名 左から機械システム科3年 宮本 大輝君(電気工事士、ボイラー、危険物乙種、計算技術1級など合格)、桑島 涼介君(電気工事士、ボイラー、危険物乙種、計算技術1級など合格)、奥出 啓太君(電気工事士、ボイラー、危険物乙種全類、計算技術1級など合格)、大波  諒君(電気工事士、ボイラー、危険物乙種、計算技術1級など合格)

 下段写真2枚シルバー認定者5名 左から機械システム科3年 横山 翔偉君(電気工事士、ボイラー、危険物乙種全類、計算技術2級など合格)、中森 優一君(電気工事士、ボイラー、危険物乙種、計算技術2級など合格)、小柳 勇介君(ボイラー、危険物乙種、計算技術2級など合格)、自動車科2年 藤元 涼太君(電気工事士、ボイラー、危険物乙種全類など合格)、機械システム科2年 山本 恭平君(ボイラー、危険物乙種、計算技術1級など合格)

 紹介のとおり9名とも素晴らしい資格を取得しています。機械システム科3年生7名は2/28に行われる卒業式においても技術賞を受賞する予定です。まさに3年間の弛まぬ努力がここに実りました。勿論この3年生たちの進路結果が特に良好だったことは言うまでもありません。また、2年生で早くも2名がシルバーを受賞しています。今後大いに期待できます。

 さあ、1、2年生の皆さんもこのような先輩方を手本として頑張ってください。あらためて9名の皆さん、ジュニアマイスター認定おめでとう!!