【自動車科】エコカー制作⑨

   現在、板金作業が終わりFRPを扱う作業が中心になってきました。今回は、その一部をご紹介いたします。

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   板金の終わったクウォータパネルの隙間を埋めるためFRPを積層していきます。

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    発泡スチロールの型を作り表面にアルミホイールを張っていきます。FRP樹脂は発泡スチロールを溶かしてしまうので、保護用にアルミホイールを使っています。(製作しているのはトランク部分です。)

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 FRPを貼り付け硬化させた後、表面を削り整えていきます。

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 FRPの研磨が終わったらパテを入れて、ひずみや凹みを修正していきます。

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 ボンネット、トランクの作業と同時にボデー側の研磨も行っていきます。表面が整ったら下地のサーフェサーを塗装します。今回は早足でのご紹介になりましたが、生徒達はFRPを削り、パテを盛り、また削りという地道な作業を繰り返し、車体のラインを出していきました。今後も作業が進展しましたら更新をしていきますのでご覧頂けたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【自動車科】エコカー製作⑧

   今回は、前回のボデーの続きと内装の作業をご紹介致します。

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リヤクウォーターを溶接し余分なところを切断しました。そこに鉄板を溶接し形状を整えます。

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ドアとクウォータの隙間を鉄板で溶接し埋めていきます。

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 溶接が完了したらビード(溶接跡)をグラインダーで削って表面を整えています。

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表面にFRPを積層するため大きな凹凸は全て削りました。

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 また、リヤバンパーサポートも追加で作成しました。

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溶接後はコックピットを囲っていきます。

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 固定の大半はタッピングビスを使い、内装はレーシーな装いになりました。

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今年は生徒が多く板金作業、FRP型作成、部品取りと3班に分けて作業を進めました。また、連日の気温が30℃を超える中での作業も全員が協力し行ってきました。今後のメインはFRPの作業が中心になっていくと思います。

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現在の車体の様子です。今後も作業か進捗しましたら更新をしていきますので、ご覧頂けたら幸いです。

【自動車科】エコカー製作⑦

   今年の初めにフレームが完成し、その後も放課後等の時間を利用して製作を続けていたエコカー(電気自動車)の進捗状況を報告いたします。

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前回製作したラダーフレームにボデーの骨格となるフレームを溶接しました。

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溶接後、不動車から取り外したドアを取り付けています。また、ドア枠やストライカー等は位置決めの後、フレームに溶接しています。

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リヤ側のフレームを補強しています。

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フロント側は、ストックパーツのフェンダーをボルトオンで取り付けしチリを合わせます。

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また、別の不動車からヒンジ類を移植するためサポートのスポット溶接を外していきます。

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同時進行でクウォータパネルを溶接しています。

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フェンダーの位置決めが終わったのでボンネットの型製作を開始しました。

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本校OBの渡邊君(写真左:タキグチ自動車工業板金塗装勤務)が車両製作を行っていると聞き、製作中の車両に装着するホイールタイヤセットを寄贈してくれました。渡邊君はエコカーコンテストの第1回目の製作リーダーで、現在も旭山動物園内のシロクマ館に展示されている「ポーラー」を製作しました。今回は板金がメインになるので後輩達にプロのアドバイスをしてくれました。

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渡邊君が寄贈してくれたホイール・タイヤセットです。

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また、本校自動車科がいつも工具や工作機械等の購入でお世話になっている向野商事㈱様より日立製ランダムサンダーを寄贈していただきました。

OBの渡邊君、向野商事㈱様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

【前回記事】

https://www.asahikawa-jitsugyo.ed.jp/archives/30361

【タキグチ自動車工業株式会社HP】

http://kobac-takiguchi.com/

【向野商事株式会社HP】

http://www.kohno-shoji.co.jp/

製作が進み次第、随時更新していきますので引き続きご覧いただけると幸いです。

【自動車科】3年生が研修旅行に行ってきました

   6月11日(木)~12日(金)の2日間、自動車科の3年生が研修旅行に行ってきました。

 1日目は「株式会社ワーカム北海道 様」を見学させていただきました。こちらの会社は様々なメーカーの車両試験を行っていますが、今回の見学では、生徒たちをバスに乗せて実際のテストコース(周回路)を走行して頂きました。生徒も人生初のバンク走行に興奮していました。

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 2日目は「北海道科学大学短期学部(旧:自動車短期大学) 様」に伺い、最新の工場設備を見学した後、模擬授業を行っていただきました。生徒たちも普段聞けない大学の講義に興味を示していました。

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お忙しい中快く見学を引き受けて下さった「北海道科学大学短期学部(旧:自動車短期大学) 様」「株式会社ワーカム北海道 様」には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

【北海道科学大学短期学部(旧:自動車短期大学)ホームページ】

http://www.haec.ac.jp/

【株式会社ワーカム北海道ホームページ】

http://wa-com.jp/

 

【自動車科】本校で初めて危険物取扱者「甲種」に合格しました

   自動車科2年の藤元 涼太君(上川中出身)が、本校で初めて危険物取扱者「甲種」に合格しました。

   藤元君はすでに乙種全類を取得しており、今回で危険物取扱者の資格を全て取得したことになります。また、自動車科で現在進行中のエコカー製作にも携わり、卒業後進学することを目指して学校生活全般に大変意欲的に取り組んでいます。

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    写真:自動車科実習工場にて

【機械システム科・自動車科】 ジュニマイスターに9名が認定されました

 2月9日付で、全国工業高校高等学校長協会主催ジュニアマイスター顕彰の平成26年度後期認定の発表がありました。

 ジュニアマイスター顕彰は、工業系学科の生徒が、その専門に関わる知識・技術・技能を習得し、自信と誇りを持って産業界で活躍できるように励ますことを目的として実施されています。国家資格や技能講習など、検定または発表会、コンクールなどのそれぞれのグレードに応じてポイントが定められており、ポイント合計が30pでシルバー、45pでゴールドの認定申請ができます。

 今回認定されたのは3年生7名、2年生が2名の合計9名で、それぞれゴールド4名 シルバー5名となりました。おめでとうございます。

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 上段写真2枚ゴールド認定者4名 左から機械システム科3年 宮本 大輝君(電気工事士、ボイラー、危険物乙種、計算技術1級など合格)、桑島 涼介君(電気工事士、ボイラー、危険物乙種、計算技術1級など合格)、奥出 啓太君(電気工事士、ボイラー、危険物乙種全類、計算技術1級など合格)、大波  諒君(電気工事士、ボイラー、危険物乙種、計算技術1級など合格)

 下段写真2枚シルバー認定者5名 左から機械システム科3年 横山 翔偉君(電気工事士、ボイラー、危険物乙種全類、計算技術2級など合格)、中森 優一君(電気工事士、ボイラー、危険物乙種、計算技術2級など合格)、小柳 勇介君(ボイラー、危険物乙種、計算技術2級など合格)、自動車科2年 藤元 涼太君(電気工事士、ボイラー、危険物乙種全類など合格)、機械システム科2年 山本 恭平君(ボイラー、危険物乙種、計算技術1級など合格)

 紹介のとおり9名とも素晴らしい資格を取得しています。機械システム科3年生7名は2/28に行われる卒業式においても技術賞を受賞する予定です。まさに3年間の弛まぬ努力がここに実りました。勿論この3年生たちの進路結果が特に良好だったことは言うまでもありません。また、2年生で早くも2名がシルバーを受賞しています。今後大いに期待できます。

 さあ、1、2年生の皆さんもこのような先輩方を手本として頑張ってください。あらためて9名の皆さん、ジュニアマイスター認定おめでとう!!

 

【自動車科】エコカー製作記⑥

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   平成26年12月の冬休みからスタートしたエコカー製作ですが、シャシーが無事完成いたしました。冬休みのほとんどを製作にあてた作業でしたが、製作に携わった2、3年生も苦労した分、完成をとても喜んでいました。

【シャシー・テスト走行動画↓】

  今回は、テスト走行の動画を、本校の卒業生でもある浅井未歩さんの曲「Precious Time」に載せてお送りしたいと思います。

 シャーシが無事に走り出しました。年内にはボデーを完成させる予定でデザインの方も進んでおります。作業が進み次第更新していきますので、次回・ボデー編を楽しみにお待ちください。今後もご観覧頂ければ幸いです。

【自動車科】エコカー製作記⑤

   前回は各パーツの仮付けを行いレイアウトを決定しました。今回は仮付けしてた箇所を溶接し配線を取り回していきます。

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   仮組みしていた部分を本付けした後、コックピットのフロア補強のため、新に鋼材を切り出し溶接を行っています。

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   全ての溶接工程が完了し、走行に必要な足回り、モーター、インバーター、コントローラーなどを組み付けていきます。

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 これから、ホイールベースが伸びた分の配線を延長しますが、本科のストックパーツから必要な配線を選んでいきます。

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 配線延長を行うにあたり、全てのハーネスを繋いでいきます。この時メーター、アクセル、ブレーキのユニットにも配線を取り回しハーネスを延長していきます。

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 延長後は全ての配線を繋ぎ、バッテリーを接続しました。走行前に不具合がないかテストを行い完成しました。この日はテスト走行まで出来たのですが、時間が18時を越えていたため外は暗く写真が撮れませんでした。次回は、少し残っている作業を行い走行写真も含めて更新したいと思います。

 

 

 

【自動車科】エコカー製作記④

   前回はフレームの延長準備を行いました。今回は先週の1月 7~9日の3日間の作業を紹介します。

   フレーム延長を行うためフランジを作り溶接を行います。フレームはフロント、センター、リヤの3つに分割されています。

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   完成したフレームです。スタンダードなはしご型フレームです。これを中心に足回り、モーター、バッテリーなどの部品が全て取り付けられます。

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   完成したフレームに足回りやモーターを仮付けしていきます。これからは仮付け、位置決め、分解、溶接、仮組みの繰り返しになります。

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   仮組みした足回りがしっかり動いているか、3年生がフレーム上で衝撃を与え確認しています。結果は、アーム類もフレームに緩衝せず、ショックもしっかりストロークしていました。

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   バッテリーの配置を決めるため、コントローラー、インバータを取り付けバッテリの位置を決定しました。

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   次にステアリング機構をセットしてシートポジションを決めていきます。実際に人を座らせて位置を決定していきました。

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   全ての配置が決まれば、溶接を行いフレームに固定していきます。

   次回はフレームの延長に伴い、足りなくなった配線の延長作業を進めテスト走行まで進めていきたいと思います。

【自動車科】1/5 「タイヤ空気圧充填講習」が3年生を対象に行われました

 1月5日(月)、本校自動車科の実習工場にて「タイヤ空気圧充填講習」が㈳旭川地方自動車整備振興会様の協力で行われました。

 講師には同振興会より伊藤様に来て頂き、生徒達も真剣に講義を聞いていました。

 最近、タイヤの空気充填作業中の事故などがニュースで取り上げられましたが、自動車タイヤの空気充填は非常に気をつけなければなりません。

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【一般社団法人旭川地方自動車整備振興会ホームページ】

http://www.h4.dion.ne.jp/~ashikaw/