祝 卒業
2月28日に第63回卒業証書授与式を挙行しました。晴れやかな青空の下、281名が学び舎を巣立っていきました。
各科の受領代表(普通科:大居希実さん、自動車科:五十嵐仁さん、機械システム科:和田颯斗さん、商業科:明井優桜さん)をはじめ、各賞を受賞された皆さん、おめでとうございます。大変立派でした。
又、西川斗偉さんの答辞は会場の皆さんの心に刺さる内容でした。札幌から本校進学のため下宿生活を続けてきた西川さんですが、3年間の思いを自分のことばでしっかり伝えてくれました。胸にグッとくるものがあり、大変感動しました。
感動と言えば、担任の先生方から氏名を点呼された時の卒業生の返事が素晴らしく、保護者の皆様への感謝の気持ちが込められていました。声の大小は個人差がありますが、思いが詰まった返事が多く、保護者の皆様にも届いたと思います。
そして、式歌「正解」は卒業生が選んだ曲ですが、その歌詞はとてもストレートで、卒業生が3年間を振り返って歌っているのが伝わりました。又、「あぁ答えがある問いばかりを教わってきたよ・・・」という歌詞にはハッとさせられました。良かれと思っている教育も答えのあるものばかりで、変化の激しい現代に1番対応できていないのは学校だよ、と卒業生に教えられた気がしました。本当に知りたかったのは、人生を逞しく生き抜く強さとしなやかさであり、身近な大人である我々教員がその姿を見せることで、生徒ももっと安心して学べるのだと勝手に解釈をしました。
本当に良い卒業式でした。3年前に4月に校長に着任して、校長として初めて入学式で話した皆さんが卒業を迎えて、万感の思いがあります。折に触れて卒業生には伝えてきましたのは、「ことばは人間性を背負う。」です。ことばは何気ない一言でも人を勇気づけたり、人を傷つけたりします。どうか、「あなたのことばだから信用できる。」と言われる日々を過ごし、人から祝福され、皆さん自身も人生を謳歌し、幸せになって下さい。
卒業生の皆さん、改めて卒業おめでとうございます。
追伸:写真は2部構成です。