校長先生のひとりごと

本年もお世話になりました。

12月20日に2学期の終業式を行いました。12月はインフルエンザと新型コロナウィルス感染症の同時流行に見舞われ、体調を崩す生徒や先生方も多かったですが、無事に2学期を終えることができました。4月から振り返って見ますと、嵐のような9ヶ月でしたが、皆様のご協力で乗り切ることができました。感謝申し上げます。本校ばかりではなく社会を取り巻く情勢が転換期を迎えています。良き伝統を残しつつ、悪しき習慣や慣習を見直し、未来に向けてアップデートをして行かなければ生き残れないとつくづく感じました。

そう強く感じたのは、在る生徒に「私たちに明るい未来は来ますか?」と問いかけられた時です。言葉に詰まった私を案じて「自分で切り拓けば明るくなりますね。」と笑顔で答えてくれました。年齢を重ねると、今日と変わらない明日が来ると勝手に思い、同じような準備で済ましてしまいがちです。それは明るい未来なのでしょうか。とても考えさせられました。令和7年は、「前例」や「変化が面倒くさい」を禁句として、あらゆる事を洗い直していく1年としたいと考えています。そして、生徒に胸を張って「明るい未来は来るよ。」と答えたいと思います。

生徒の皆さん、終業式では表彰と、ケータイ端末の使用についてお話をさせて頂きました。近年、匿名による誹謗中傷や身元がバレなければ大丈夫という間違った価値観が跋扈しています。この無責任な行動は、心根を腐らせていき、人としての魅力や輝きを失わせます。魅力の無い人間に明るい未来は来ませんし、仮に来ていても気づかないと思います。どうか、終業式でお願いしたことを守って楽しい冬休みを過ごして下さい。

年明けに大学受験を控える3年生は、最後の追い込み期間となりますが、体調管理ができていないと追い込みができませんので、正しいリズムで生活して下さい。皆さんの頑張りに期待しています。

皆様良いお年をお迎え下さい。

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