校長先生のひとりごと

慶福ビジネス高校来校!

9月11日(月)姉妹校である慶福ビジネス高校の生徒17名と、金校長先生以下5名の引率の方々が本校を訪問してくれました。歓迎集会や交流の時間、校舎見学と体験授業等様々なイベントを準備しお迎えをしました。又。事前にインターネットを介して交流していた本校の生徒がアテンドし笑顔で楽しい一時を過ごしました。

金校長先生のお話によると、今回の来校した生徒は60数名の希望者の中から選抜された優秀かつ情熱ほとばしる生徒さんとのことでした。60数名全員参加しない理由を尋ねますと、今回の研修旅行は韓国の人材育成プログラムの一環で、現政権からの助成金を得て実施していること、事前・事後学習を含めて各種学校や企業を訪問しスキルを高めることを目的とすること、等条件が設定されていて希望者全員の参加は出来なかったとのことでした。

国の方針も含め、研修旅行に助成金が出る韓国の教育政策に驚きましたが、その背景にある出生率0.75%という驚異的な低い数字に韓国中が危機感を覚え、少ない子どもに投資する傾向があるとのお話に衝撃を受けました。

大人同士の会話を他所に、生徒同士は本当に楽しそうでした。金校長先生も生徒の生き生きとした姿に目を細められていて、「有名大学合格至上主義」で日々受験に追われている生徒がこのように楽しむ姿を見られて本当に良かった、と仰っていました。

文化が違えば背負うものも異なり、日々の生活が変わってきます。韓国の皆さんは、日本に以上に時の政権=権力者に翻弄される日々を過ごしていると改めて実感しました。しかし、高校生は大人のように硬直せず、物事を柔軟に受け入れ、成長していきます。国は違えど子どもは国の財産であることを再認識することができました。

本校にお越し頂いた、姉妹校である慶福ビジネス高校の生徒17名と、金校長先生以下5名の引率の方々には改めて感謝申し上げます。又、今回の交流事業の準備に奔走して頂きました生徒や先生方にも感謝申し上げます。ありがとうございました。

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